サーフボードの種類
サーフボードは形、サイズ、デザイン、素材など、本当にたくさんの種類があるんですよ。大雑把にわけると3種類に分けることができます。
ショートボード、ファンボード、ロングボードです。選び方は難しいことはありません。簡単です。以下の3つを考慮して選びましょう。
自分のやりたいサーフィンスタイル
”サーフィン”と一言でいってもたくさんの波乗りスタイルがあります。板の種類で分けるとわかりやすいです。
動画を見てみてください。
ショートボード:スピーディでダイナミックなアクションを好む方
プロともなれば、こんなに波を乗りこなすことができます
ロングボード:ゆったりと優雅に波に乗るのが好きな方
小山 みなみ バリ フリーサーフィン ロングボード Minami Koyama 2018
ファンボード:ショートボードとロングボードの中間的な存在です。ある程度板を動かすことができながらも、ゆったりとなが~く板に乗るという、両取りで楽しみたい方
ファンボードだと何でも乗れるノンストレスサーフ!!okinawa2018,January.
ショートボード
よくテレビで見かけたり、プロのサーフィンの動画をみると、みなさん、こんなサーフボードに乗っているかと思います。
これはショートボードを使ったサーフィンです。大きな波から小さな波まで板をダイナミックに動かして、技を決めることができる板です。板が小さいほど動かし安くなります。ただ初心者は板の上に立つことすら難しいので、ショートボードから始めるのはあまりオススメしません。もし、ショートボードから始めたいのであれば、サイズが大きい板や浮力が高い板を選びましょう。
こんなアクションを決められるのがショートボードの魅力
ロングボード
厳密にこのサイズからロングボードだよっていう数字はないのですが、ボクのイメージだと、230cm以上の板がロングボードだと思っています。陸上はとにかく長くて厚くて重い。ただし、海の上では浮力があるので浮きやすく、テイクオフも速いです。なんならうねりの状態からも波に乗ることができます。
なので、サーフィンスクールに行くと、まずこのロングボードで練習することになります。サーフィンで重要なのは、波に板が ”乗っている” という状態を ”感じる” ことができることなんですよね。カラダで感覚をつかむことが大事なんです。その感覚をつかみやすいのがこのロングボード。
ちょっとお試しでサーフィンをしたい方や、まずはスクールでサーフィンってどんなものか試してみたいという方はロングボードに乗るのが良いと思います。
初心者向けというだけでなく、当然上級者も乗りますよ。ロングボードでも難しい技があります。ノーズライドですね。テイクオフした後に板の上をトコトコとバランスを取りながら歩いて、板の先っぽに乗る技術です。それから、そもそも板が大きいので横に滑ることすら難しいのがロングボード。
ファンボード
左の方がファンボード。真ん中の方もたぶんファンボードかなー。右の方はショートボードです。
ショートボードとロングボードの中間的な機能を持った板です。ただ、今後サーフィンを本気ではじめてみたいとか、自分の板を持ってみたいと思った方は、このファンボードがオススメです。多少パドル筋が無くても板は走ってくれるのでテイクオフも比較的簡単にできます。このファンボードでテイクオフや横に滑ったりするのに慣れてくるころには、「ショートボードでアクションをキメたい!」とか、「ロングボードでロングライドを楽しみたい!」といった欲が出てくると思います。そんな自分の目指すスタイルが出てくるまでは、ファンボードをオススメします。もちろん、ファンボードの取り回しの良さが気に入って、ずっとファンボーダーでも楽しいです。
とにかく、サーフィンをどう楽しむかをしっかりと自分で考えて、板を選ぶと良いと思います!!
スタンドアップパドル(SUP)
ちょっと番外編。
こんな風に波がない水面でも板に立ってパドルを持って海面を進む事ができる板もあります。
波があるときはこんな感じ。
海面に波が無くとも立てるほど浮力のある板なので、とうぜんロングボードよりテイクオフは速いです。なので、他の板のようにサーフィンもできます。
湘南のように、波が全く無い日が何日も続くときはSUPを楽しむというのも超ありだと思います。ボクも持ってはいないのですが、欲しいギアの1つです。
スタンドアップパドルボード(SUP)の乗り方 | コールマン
身長、体重、筋力、年齢
板はスタイルで選びましょうと書きましたが、単純にスタイルだけで選べるわけではありません。身長、体重、筋力、年齢なんかも考慮する必要があります。
特に体重は重要です。板によっては、全く浮力と合わずに沈んでしまったり、パドルをしてもぜんぜん進まなくなったりします。特にショートボードの板選びは慎重になりましょう。
お店でスタッフさんに相談できれば最も良いのですが、最近はインターネットで購入するという方や、ヤフオクやメルカリで購入するという方も多いと思います。殆どの場合は、適正体重が記載してあると思いますので、必ず確認しましょう。
初心者やサーフィンがご無沙汰って方はにはファンボードかロングボードがオススメです。
価格(予算)
サーフィンって始める人は多いんですが、やめていく人も多いです。やめていく原因は、テイクオフが難しくてなかなか波に乗れないことや、家から海が遠いとか、いろいろあります。なので、はじめから高い板を買うのはオススメしません。もちろん、「オレは高い板を買って、絶対サーフィンうまくなってやるんだ!!」って気合いの入っている方はおまかせします。ちょっと始めてみようと思っている方は5万円くらいで必要なものがセットになっているものを購入することをオススメします。
板って本当に高いんですよ。10万円を越える板なんてざら。1本1本人が削っているので、どうしても高くなってしまうんですよね。ここ数年は工業品として大量生産できる素材の板も増えてきていて、価格も手頃なモノが増えてきています。
ボクの周りでは15年前にサーフィンを一緒に始めた10人のうち、いまでもサーフィンをしているのは2人だけ。継続率20%(Hide-kichi参考値ですが)という低さ(笑)
やめてしまったら家に置いておくにはでかすぎるし、あまり高いものを買ってしまうと本当にもったいないです。
板選びと同じです。自分の予算を決めて、そのなかで新品でも中古でも自分に合った金額のものを選びましょう。
まず、この夏にデビューしようかなって方は、まずはテイクオフ(波に乗って、板に立つこと)を目標にがんばりましょう。